PoE2のクラフトは、最初に見るとかなり複雑です。
MOD、フラクチャー、冒涜、お告げ、エッセンス、合金……と、覚えるものが多くて、「結局、何から手を付ければいいの?」となりやすいですよね。
でも、最初から全部を覚える必要はありません。
まずは「欲しいMODを先に決めて、付けにくいMODから順番に確保していく」と考えると、クラフトの仕組みがかなり分かりやすくなります。
この記事で覚えること
- クラフトの基本的な流れ
- MODが付きやすい・付きにくい理由
- どのMODをフラクチャーすればいいのか
- 削減のお告げを使う理由
- エッセンス・合金・冒涜の使い分け
- 完成した装備をさらに強化する方法
※PoE2はアップデートによってクラフト仕様が変更されることがあります。また、クラフトに必要な通貨の価格もリーグの時期によって変わります。
まずはPoE2クラフトの流れを覚えよう
細かい用語を覚える前に、まずはクラフト全体の流れを見てみましょう。
基本的には、次のように考えます。
- 完成時に欲しいMODを決める
- 一番付けにくいMODを先に確保する
- フラクチャーで重要なMODを固定する
- カオスや削減のお告げで残りを整える
- エッセンス・合金・冒涜で仕上げる
- 必要なら最後に聖別化やコラプトを行う
一番大切なのは、簡単に付けられるMODから作らないことです。
先に簡単なMODを3つ、4つと付けてしまうと、最後に非常に付きにくいMODを狙わなければならなくなります。
そのため、
「後から付け直すのが大変なMODを先に確保する」
という考え方が基本になります。
MODが付きやすい・付きにくいのはなぜ?
同じ装備を何度クラフトしても、よく見るMODばかり付いて、欲しいMODだけ全然付かないことがあります。
これは運だけではなく、MODごとに抽選されやすさが違うためです。
MODウェイトとは?

MODには、それぞれウェイトという数値が設定されています。画像の緑で囲んだ部分がウェイトになります。
簡単にいうと、
- ウェイトが大きいMOD → 出やすい
- ウェイトが小さいMOD → 出にくい
という仕組みです。
たとえば同じスペルダメージでも、低いティアは比較的出やすく、T1だけかなり出にくい場合があります。
MODごとにウェイトが違います。
つまりフラクチャーでは、ウェイトが低くて後から引くのが大変なMODを優先すると、クラフトが楽になります。
MODレベルとは?アイテムレベルとの違い

クラフトでは、もうひとつMODレベルも重要です。
MODには「このレベル以上の装備でなければ付かない」という条件があります。
たとえばMODレベル82のMODなら、基本的にはアイテムレベル82以上の装備が必要です。
アイテムレベルは高ければ高いほどいい?
ここは初心者さんが間違えやすいところです。
アイテムレベルが高ければ、必ずクラフトしやすくなるわけではありません。
アイテムレベルが高くなると、より高レベルのMODまで抽選候補に入ります。
欲しいMODには必要ない高レベルMODまで追加されると、そのぶん抽選候補が増える場合があります。
そのため、
「欲しいMODに必要なアイテムレベルを満たしているか」
を確認してベースを選ぶのが基本です。
初期設定ではPCならALTを押すことで、PS5ならL3(左スティック押し込み)でアイテムレベルを見ることができます。
MODティアとMODレベルは別物

ここはかなり重要です。
T1・T2・T3というティアと、MODレベルは同じものではありません。
たとえば、T1のMODでもMODレベルが低いものがあります。
逆に、ティアが低くてもMODレベルが高い場合があります。
この違いが特に重要になるのが、削減のお告げです。
フラクチャーとは?欲しいMODを固定する方法

本格的なレア装備クラフトでは、フラクチャーから始めることがよくあります。
フラクチャーとは、装備に付いているMODをひとつ固定する仕組みです。
フラクチャーされたMODは、通常のカオスや消去などを使っても消えなくなります。
フラクチャーオーブは4MOD以上のレア装備に使う
フラクチャーオーブは、4個以上のMODを持つレア装備に使用します。
その中からランダムでひとつのMODがフラクチャーされます。
つまり、狙ったMODを確実に固定できるわけではありません。
どのMODをフラクチャーすればいい?
迷ったら、次の順番で考えてみてください。
| 優先度 | フラクチャーしたいMOD |
|---|---|
| 高い | ウェイトが低く、出にくいMOD |
| 高い | MODレベルが低く、削減で消えやすいMOD |
| 高い | エッセンスや冒涜で後から付けにくいMOD |
| 低め | 後から簡単に付けられるMOD |
一番強いMODではなく、「消えたら一番困るMOD」をフラクチャーすると考えると分かりやすいです。
削減のお告げとは?初心者が覚えておきたい重要クラフト
削減のお告げは、クラフトを覚えるならぜひ理解しておきたいアイテムです。
簡単にいうと、MODレベルが低いMODを狙ってリロールするために使います。
T1だから安全とは限らない
削減のお告げでは、ティアではなくMODレベルが重要です。
そのため、
「T1だから残るだろう」と考えるのは危険です。
T1でもMODレベルが低ければ、削減の対象になる可能性があります。
MODレベルが高いMODを残しやすい
欲しいMODのMODレベルが高く、不要なMODのMODレベルが低い状態を作れれば、削減のお告げを使って不要なMODだけをリロールしやすくなります。
その結果、欲しいMODを残したままクラフトを続けられます。
フラクチャーは「本当に固定する」方法。
削減のお告げは「MODレベルの差を使って残しやすくする」方法です。
プレフィックスとサフィックスを意識しよう

クラフトでは、装備のMODがプレフィックスとサフィックスに分かれています。
この左右を意識できるようになると、クラフトがかなり分かりやすくなります。
たとえば、
- プレフィックス側は完成している
- サフィックス側だけ作り直したい
という場合は、プレフィックスを触らずにサフィックスだけを変更できるお告げを使います。
「どのMODを消すか」だけでなく、「プレフィックスとサフィックスのどちらを触るか」まで考えるのが大切です。
エッセンスと合金は「欲しいMODを付ける」ために使う
エッセンスや合金は、特定のMODを狙って付けたいときに便利です。
ただし、既存のMODをひとつ犠牲にして新しいMODを付けるタイプのものがあります。
いらないMODを餌にする
使い方の基本は簡単です。
消えてもいいMODをひとつ用意し、それを犠牲にして欲しいMODを付けます。
この消えてもいいMODを、クラフトでは「餌」として考えることがあります。
結晶化のお告げで消す側を指定する
プレフィックス側を消したいのか、サフィックス側を消したいのかを指定したいときは、結晶化のお告げを利用します。
たとえば、
- プレフィックスは全部残したい
- サフィックスにいらないMODがある
という場合は、サフィックス側を犠牲にできるようにしてからエッセンスや合金を使うという考え方です。
冒涜とは?最後のMODを狙うときに便利

冒涜は、通常のクラフトとは少し違う特殊なMODを付ける仕組みです。
装備に未発現の冒涜MODを追加し、その後に候補からMODを発現させます。
また、冒涜でしか付けられないMODもあります。
冒涜は1アイテムにつき1個まで
現行仕様では、基本的に1つのアイテムに付けられる冒涜MODは1個までです。
そのため、冒涜は最後の1枠を仕上げる用途で使いやすいです。
プレフィックスかサフィックスかを指定できる
通常は空いている枠によって冒涜MODが付く場所が決まります。
ただし、ネクロマンシーのお告げを使うことで、プレフィックス側またはサフィックス側へ付けるように調整できます。
冒涜MODが気に入らなかったら?
ここで便利なのが光のお告げです。
光のお告げを使うと、次に使う消去のオーブで冒涜MODだけを取り除くことができます。
つまり、
欲しくない冒涜MODを消す → もう一度冒涜する
という使い方ができます。
アビスのエッセンスは何に使う?

アビスのエッセンスは、装備についているMODを1個消して、その後の冒涜で上位の冒涜MODを狙いやすくするためのアイテムです。
使うと、装備についているMODがランダムで1個取り除かれ、代わりに「アビサルロードの紋章」が付きます。
ここで注意したいのは、消えたMODと同じ種類の冒涜MODが出るわけではないという点です。
たとえば最大マナが消えても、次にマナ系の冒涜MODが出るとは限りません。
消えたMODは、次に出る冒涜MODの種類を決めるものではありません。
流れは次のとおりです。
装備のMODが1個消える
↓
アビサルロードの紋章が付く
↓
骨を使って冒涜する
↓
紋章が未発現の冒涜MODに変わる
↓
その装備で抽選できる冒涜MODの中から候補が出る
つまり、アビスのエッセンスは「マナを消して上位のマナMODに変える」といったアイテムではありません。
あくまで、いらないMODを1個犠牲にして「アビサルロードの紋章」を作り、その紋章を使って強力な冒涜MODを狙うためのアイテムです。
必ず完成品や途中品の市場価格と比べてから行いましょう。
実際にはどんな順番でクラフトするの?
ここまでの内容を、ひとつの流れにすると次のようになります。
1. 欲しいMODを6個決める
まずは完成形を決めます。
アーマー、耐性、スキルレベルなど、最終的に欲しいMODを書き出してみましょう。
2. 一番付けにくいMODを探す
MODウェイトが低いもの、削減で消えやすいものなどを確認します。
3. フラクチャーする
後から取り直すのが大変なMODを固定します。
4. カオスや削減のお告げで普通のMODを揃える
フラクチャーで守られたMODを残しながら、残りを整えます。
5. エッセンス・合金で確定しやすいMODを入れる
いらないMODを餌にして、欲しいMODへ置き換えます。
6. 冒涜で最後の1枠を仕上げる
通常では付けにくいMODや冒涜専用MODを狙います。
最初から最後まで同じ手順で進むわけではありません。
途中で良いMODを引いたら、そのMODを活かせるようにクラフト手順を変更することも大切です。
0から作らず、途中まで完成した装備を買うのもクラフト
クラフトが分かってくると、0から作ることだけがクラフトではないと分かってきます。
たとえば、
- 欲しいMODがすでにフラクチャーされている
- プレフィックスがほぼ完成している
- 冒涜MODだけ未発現になっている
といった装備が安く売られている場合があります。
こうした装備を買って残りだけ仕上げたほうが、自分で0から作るより安いこともあります。
クラフト前に相場を確認する
最低でも、次の価格は確認しておきましょう。
- フラクチャーに必要な通貨
- カオスのオーブ
- 使用するお告げ
- エッセンス・合金
- 似た完成品や途中品
クラフト方法が正しくても、相場によっては買ったほうが安いことがあります。
装備が完成したら聖別化やコラプトでさらに強くできる
装備の通常クラフトが完成したら、さらに性能を伸ばす方法があります。
代表的なのが聖別化とコラプトです。
聖別化とは?現在のMOD数値をさらに伸ばす

現行仕様の聖別化では、レアアイテムに付いている現在のMOD数値を基準に倍率がかかります。
倍率は78%~122%です。
たとえばスキルレベル+3の場合、高い倍率を引くことで表示上+4になることがあります。
+3を+4にする目安
+3に117%以上の倍率がかかると、3.5以上になります。
そのため、丸め処理によって+4になります。
品質で表示上の数値が上がっていても、聖別化は元のMOD値を基準に計算される点には注意してください。
コラプトとは?完成品をさらに強くする最終工程

ヴァールオーブを使うと、装備をコラプト状態にできます。
コラプトでは、装備に良い変化が起こることもあれば、ほとんど変化しないこともあります。
そしてコラプト状態になると、通常のクラフトはほとんどできなくなります。
コラプトで狙える代表的な変化には、
- MODの変化
- コラプトエンチャントの追加
- ソケット数の増加
などがあります。
アーキテクトオーブはダブルコラプト用の上級者向けアイテム
アーキテクトオーブは、すでにコラプトされている装備へさらに変化を加えるために使います。
いわゆるダブルコラプトで使用するアイテムです。
ただし、失敗すると装備を失う可能性もあるため、通常のクラフトよりさらにリスクが高くなります。
初心者のうちは、「完成した高額装備をさらに限界突破させる上級者向けクラフト」と覚えておけば十分です。
生贄のオーブはコラプトエンチャントを強化する
コラプトによってエンチャントMODが付いたレア装備では、生贄のオーブを利用できます。
生贄のオーブは、通常MODをひとつ失う代わりに、コラプトエンチャントをさらに強化するアイテムです。
装備部位によって使用する生贄のオーブが異なります。
こちらも通常のクラフトが完成してから行う、最終強化向けのクラフトです。
PoE2クラフトで初心者が失敗しやすいこと
最後に、よくある失敗をまとめます。
- 完成形を決めずにクラフトを始める
- 付きやすいMODを先にフラクチャーする
- T1とMODレベルを同じものだと思う
- プレフィックスとサフィックスの空きを確認しない
- エッセンス・合金で消えるMODを確認しない
- お告げをONにしたまま別のクラフトをする
- 相場を確認せず、高額クラフトを始める
特に、
「どのMODを残して、どのMODなら消えてもいいか」
を毎回確認してからオーブを使うだけでも、失敗はかなり減らせます。
まとめ|PoE2クラフトは付けにくいMODから考えよう
PoE2のクラフトで最初に覚えたいのは、細かいレシピではありません。
完成形から逆算して、付けにくいMODから確保することです。
基本の流れは次のとおりです。
- 欲しいMODを決める
- MODウェイトとMODレベルを確認する
- 後から付けにくいMODをフラクチャーする
- カオスや削減のお告げで残りを整える
- エッセンス・合金で確定しやすいMODを追加する
- 冒涜で最後を仕上げる
- 完成後に聖別化・コラプトを検討する
「このMODはどうやって付けるか」ではなく、「このMODはどのタイミングなら一番安全に付けられるか」と考えるのがクラフト上達の近道です。
